美容室でのヘアカラーや市販で自分で行うようなヘアカラー。。。
デザインカラーや白髪染めなどヘアカラーをしている人はたくさんいらっしゃいますよね!
ヘアカラー=髪の毛が傷むもの
という認識はみなさんありますが、ヘアカラーの種類によってどのように傷みが違うのでしょうか?
今回は美容室でのヘアカラー、市販でのヘアカラーの種類によっても傷みをランキングにして説明していきます!
これからヘアカラーをしていく上で参考にしてみてください!
ヘアカラーでのダメージランキング
1位 ブリーチ
簡単に言うと、金髪にしてくれる薬剤です。
ブリーチ剤はアンモニアなどのアルカリ剤の力で髪の毛の外側にあるキューティクルを開きます。
そして髪の毛の内部に過酸化水素が流れ込み、メラニン色素を分解して脱色します。
さらに前に染めていた色を落とす脱染効果もあります。
ブリーチ剤はこの脱色、脱染のちからがほかのカラー剤に比べて強いので、ヘアカラーの中でも一番髪が傷む施術になります。さらにブリーチはメラニン色素を壊すと同時に髪のタンパク質も壊します。
髪の色と抜く薬剤なので、色を入れる効果はありません。
2位 泡カラー
市販で良く売られている「泡カラー」
美容室にはなく、市販で自分で染めるときに泡で揉み込みやすく、長い髪の人でも簡単に染めれるようになっています。
しかし、普通のカラー剤の中でも髪のダメージは一番大きいです!!
カラー剤を泡状にするために、泡カラーには「界面活性剤」が大量に入っています。
※界面活性剤とは、洗剤に使われる成分で、泡カラーの容器を振ると泡立つのは界面活性剤の効果です!
泡立つことで塗りやすくなりますが、界面活性剤の性質で、薬剤の吸収を高めてしまいます。
薬剤の吸収が高まることで、ダメージ成分も髪の毛に吸収されやすくなってしまいます。
3位 市販カラー【髪を明るくする】
市販のカラー剤と美容室のカラー剤は髪の毛を染める成分はほとんど変わらないです。
では市販のカラー剤と美容室のカラー剤ではどうして市販のカラー剤のほうが傷みやすいのでしょうか?
- カラー剤に配合されているトリートメント成分が異なるので、美容室のカラー剤の方が、髪への負担はすくない。
- 市販のカラー剤は、今までのカラー履歴、現在の髪の明るさ、傷みによってカラー剤を分けることができない。
- 市販のヘアカラー剤に配合が許可されている成分と、美容室用のヘアカラー剤に配合が許可されている成分は違う。
- 市販のヘアカラー剤はダメージを引き起こしてしまう成分が長い間髪の毛に残るので、傷みやすい。
- 美容室ではアフターケアとしてのトリートメントがしっかりできる。
美容室のヘアカラー剤もピンキリで、高級薬剤やコスパ重視のカラー剤もあるので、一概に言い切ることはむずかしいですが、薬剤を塗り分けられるという点では、美容室のヘアカラーのほうが傷みは少ないでしょう。
4位 市販カラー【髪を暗くする】
どんなに暗い色のヘアカラーでも、髪の毛をダメージさせて色素をいれているので、
髪は傷んでしまいます。
そして市販のヘアカラー剤は美容室のヘアカラーと違い、オキシと呼ばれる2液に6%を使っているのがほとんどです。
※オキシといるのは過酸化水素のことで数字が高いほどキューティクルを開き、髪の毛の中にカラー剤を入れることがきるのですが、同時に傷みやすくなってしまいます。
美容室で髪を暗くするときは、6%ではなく、3%やアルカリキャンセル(1.5%2%)などを使います。
なので、市販のヘアカラー剤で髪を暗くする場合でも強い薬剤が使われていることになるので、髪が傷んでしまいます!
5位 美容室カラー【髪を明るくする】
みなさんも知っていると思いますが、ヘアカラーをする時、目的の明るさが明るければ明るいほど、ダメージしやすくなります。
では、「市販で暗くするよりも美容室で髪を明るくするほうが傷みやすいのでは?」という疑問がでてきますが、極端な明るさを除いて、髪を少し明るくする程度なら、市販で暗くするよりも傷みにくいです。
なぜなら、ヘアカラー剤に入っているトリートメント成分とダメージケア成分の量が大きく違うからです!
良質なヘアカラー剤は、髪を明るくする時にダメージはしてしまいますが、同時に髪の中にトリートメント成分を入れ、さらに髪に負担が少なくなるような成分も同時に入れます。
そうすることで、髪の仕上がりに違いが出てきます!
美容室でのヘアカラー剤もたくさん種類があるので、トリートメント成分の多いものと少ないものもありますが、多くのヘアカラー剤にトリートメント成分は入っています。
6位 美容室カラー【髪を暗くする】
美容室で髪を暗くする時も、市販カラーと同じでキューティクルを開き色素をいれるので、多少ダメージはします。
ですが、オキシの(過酸化水素)濃度を3%やアルカリキャンセル(1.5% 2%)という弱い濃度にすることができ、カラー剤に入っているトリートメント成分も多いため、市販カラーで暗くするよりも髪の毛の傷みは少ないです。
7位 ヘナ
植物の葉を使用して染色するカラー剤なので、純度100%のヘナの場合は髪へのダメージはありません。
しかしピュアヘナで髪の毛を染めようとした場合、4時間ほど髪の毛に付けていないといけません。
そこで早く染めることができるヘナが開発されました。
放置時間を短縮させ染まりを濃くするためにパラフェニレンジアミン(ジアミン)をヘナに加えます。
そうすると純度100%のピュアヘナではなくなります。
現在売られているヘナのほどんどがジアミン入りです。
ジアミンでアレルギーが出てしまう人にも危険成分になるのでいい加減には扱えません。
現在では薬事法が見直され、美容室での施術はNGになりました。
ジアミンもなにも入っていない純度100%のヘナは違法になりませんが、
ヘナ+化学薬品で作られているヘナは違法です。
【髪が傷まない】ヘアマニキュア 塩基性カラー
ヘアマニキュアは酸性カラーです。アルカリカラーと違い酸性のカラー剤です!
塩基性カラーはほとんどマニキュアのようなカラーです。
アルカリカラーはアルカリの力でキューティクルを開いてダメージします。
逆にヘアマニキュアのような、酸性カラーは酸性の状態で染めるので、髪の毛は傷みません。
しかし髪を明るくすることはできないので、暗くするか色味を入れるだけです。
白髪染めなども白髪に色を入れるだけになります。
髪の表面に付着させるので、髪がコーティングされ、ツヤがでます。
何日間かは色落ちしやすいので、注意してください。
【髪が傷まない】カラートリートメント カラーバター
色素が入ったトリートメントなので、ダメージはありません。
しっかり染まるというよりは、ほんのり色づく感じです。
白髪染め用のカラートリートメントはものによって、カラートリートメントした髪にアルカリカラーで染めると薬剤の反応で緑色になる場合があるので注意してください!
【ヘアカラーの種類】ダメージやアレルギー の記事はこちらから
ヘアカラーをするなら美容室カラーがおすすめ
今回のランキングをみてもお分かりの通り、明るくする場合、暗くする場合ともに、美容室のカラーより市販のヘアカラーの方が断然、髪が傷んでしまいます。
ご自身の髪のことを考えると、美容室で現在の髪の状態を観てもらってからヘアカラーができる美容室でのヘアカラーをおすすめします!!
さらに、市販カラーで「きれいに染まらない」「思っていた色と違う」なんと失敗がないようにするためにも美容室でヘアカラーをする方が良いと思います。
今回の記事を参考にご自身のなりたいカラーと髪のダメージを考えてみてください♩