『なんでアミノ酸シャンプーがそんなにいいの?』と思っている女性も多いのではないでしょうか?数多く販売しているシャンプーですが、今回は現役の美容師がアミノ酸シャンプーの特徴や成分の選び方・どんな人にオススメなのかなど疑問を全て解説させていただきます。
【アミノ酸シャンプー完全版ガイド】を参考にして、毎日使うシャンプーを選んでみてはいかがでしょうか?
美容師がオススメするアミノ酸シャンプーとは?
アミノ酸系シャンプーとは、その名のとおりアミノ酸系洗浄成分を配合したシャンプーのことをいいます。
アミノ酸シャンプーは、人間の髪の毛と同じタンパク質を構成するアミノ酸と同じ成分でできていています。さらに肌・頭皮と同じ弱酸性なので、髪と頭皮にやさしいのが最大のメリットです。しかも日常の生活で付着する汚れだけ落とし、必要以上の皮脂を取りすぎないことで頭皮の中のうるおいをしっかり残してくれる機能もあります。
アミノ酸シャンプーがオススメな方の特徴
- 髪・頭皮のエイジングを目的とする方
- ボリュームダウンや薄毛に悩んでいる方
- 髪のパサつき・ダメージを気にしている方
- 頭皮が敏感肌・乾燥している方
美容師として、上記の4つの他にもアミノ酸シャンプーをオススメする方はいますが、代表的な4つの方にオススメをしています。
アミノ酸シャンプーで髪・頭皮を洗うことでエイジング効果が期待できます。
髪のハリ・コシ不足を・ボリュームが減ったなどと悩みを感じるタイミングはそれぞれです。平均30歳を過ぎてからが多い傾向にあり、髪の老化が進みやすくなります。もちろん、シャンプーを変えるだけでなく食生活やストレスなどの影響で老化現象が早まっているのも事実ありますがそれだけシャンプーは大切な毎日のケアになります。
髪のパサつきやダメージも同じく、カラーやパーマ・コテなどによるスタイリングをする頻度など髪のダメージは進行する一方です。美容院でのサロントリートメントも大事ですが、シャンプーを見直すだけでも持続性にかなりの違いが出てきます。
頭皮が敏感な方やフケなどで悩む乾燥肌の方は、市販で購入できるシャンプーを使用することで、必要以上の皮脂を取ってしまうことでより頭皮環境を悪化してしまう原因にもなりかねません。
年齢にかかわらず、これらの症状を感じるようになったら、髪や頭皮に対してのエイジングの目安と言えます。ヘアケア製品を見直し、頭皮をすこやかに保つにはアミノ酸シャンプーが最適と言えます!
アミノ酸シャンプーのメリットは5つ
- 頭皮や毛髪への負担が少ない
- 皮脂を余分に落としすぎない
- 敏感肌にも使いやすい
- 保湿性が高い
- アミノ酸により毛髪の修復効果が期待できる
アミノ酸シャンプーの最大の魅力は『安全性』です。
頭皮が荒れやすい・敏感肌など頭皮に悩みを持つ方もそうですが、髪のダメージを毎日のシャンプーで傷ませないという点が安全性が重要なポイントになります。
頭皮と髪を健康に保つためには、弱酸性の状態を維持し、雑菌の繁殖を防ぐことが大切です。アミノ酸シャンプーは弱酸性なので、シャンプーによる地肌への負担をおさえ健康を整えてくれる効果と必要最低限の皮脂まで洗浄することがないので頭皮環境の改善が期待できます。
アミノ酸シャンプーは石油系の界面活性剤と違って皮脂を落としすぎないため、髪の保湿に必要な程よい皮脂を残してくれます。そのため、髪がぱさついて広がりやすい人におすすめです。
アミノ酸シャンプーのデメリット
- 洗浄力が高くない
- 泡立ちが良くない
- コスパが高い商品が多い
このようなデメリットから、洗った感じが弱く感じる方や泡立てが悪いと感じる方は、アミノ酸シャンプーは不向きに感じるでしょう。今まで使っていた高級アルコール系や石鹸系シャンプーを使っていると全体的に物足りなく感じるでしょう!
さらに、ドラッグストアで購入できるものでもコスパが高く感じるので、節約気味に使ってしまうことで本来の効果を感じないまま違う商品に手を出してしまうこともあります。
しかし、泡立てや洗った感じは『正しいシャンプーの方法』を実践することで解決できるので下記を参考にしてシャンプーをしてみてください。
アミノ酸シャンプーの主な成分一覧
成分名 | 特徴・仕上がり | オススメな方 |
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アミノ酸系シャンプーを選ぶ時は、まず成分表示をチェックが必要です。
シャンプーの場合、基本最初は水と記載がありますが、2〜7個目を注目してください。上記の目的とした仕上がりや使い心地を参考にすることで適切なシャンプー選びが可能になります。
アミノ酸シャンプーの選び方
【1】改善したい悩みに合ったアミノ酸成分で選ぶ
アミノ酸系洗浄成分の中でも、4つに分けて効果が違ってきます。
指通りよくしっとりした効果・・・ココイルグルタミン酸Na・ココイルグルタミン酸TEA・ラウロイルグルタミン酸Naなどの「グルタミン酸系」
泡立ちやすくサラッとした効果・・・ラウロイルメチルアラニンNa・ココイルメチルアラニンNa・ラウロイルサルコシンNaなどの「アラニン系」と「グリシン系」
よくわからなくなったら「ココイル〜」や「ラウロイル〜」の表記を探してみてください!!
どれも使い勝手がいい洗浄成分なので、自分が目的とする成分だけで覚えておくだけでも選ぶ際の指標になると思います。
【2】シリコンが配合されているか
ノンシリコンシャンプーかシリコンが入っているシャンプーかは基準の一つです。それぞれメリットとデメリット、使用感が異なるので好きな方を選びましょう!
シリコン配合のシャンプーは、指通りとまとまりがいいのが特徴です。髪がきしみにくく、擦れなどによるダメージが軽減され、ダメージヘアの人にもオススメです。その反面で、髪をコーティングすることのデメリットもあります。美容院によるカラーやパーマがかかりにくくなってしまうこともありま。
シリコンが入っていないシャンプーは毛髪1本1本をコーティングしないので、ボリュームアップを目的とした方やベタつきなどが悩みの方にオススメです。指通りよりもハリ・コシ重視するならノンシリコンシャンプーを選ぶのがことがいいでしょう。ただし、髪がきしみやすいデメリットはあるので、コンディショナーやトリートメントでケアするように心がけましょう。
ノンシリコンシャンプーのほとんどは成分表の近くに「ノンシリコン処方」と記載されています。
アミノ酸シャンプーに関してのQ&A
アミノ酸シャンプーとアミノ酸配合シャンプーって何が違うの?
「アミノ酸シャンプー」と間違えやすいものに「アミノ酸配合シャンプー」です。
アミノ酸配合シャンプーの場合、主な洗浄成分は高級アルコール系や石鹸などの場合がほとんどです。洗浄成分が強い界面活性剤に優しいアミノ酸系が配合されていてもそのシャンプーは効果がそんなに期待できません。
表示成分は配合量が多い順に表示されているので、最初のほうに「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」と書かれているものは、アミノ酸配合シャンプーとなります。間違えないように注意しましょう。
アミノ酸シャンプーは石けんよりも髪や頭皮にやさしい?
頭皮に対してやさしいことと、髪に対してやさしいことは全く違う内容になります。
例えば、オイリー肌の方にはアミノ酸シャンプーよりも、石鹸シャンプーの方が洗浄力に関しては適切で合っています。一方で、髪に対してはアミノ酸シャンプーの方が質感のよい仕上がりに整えてくれます。
このことから、それぞれ向いているものが異なるため、どちらを優先して選びたいのかを決めてからシャンプーを選びましょう。
アミノ酸シャンプーに育毛効果はある?
アミノ酸シャンプーは育毛効果さらに発毛効果もありません。
発毛・育毛効果は、基本に医薬品のシャンプーであれば効果があると言われていますが、市販で購入できるアミノ酸シャンプーでは期待はしないでください。