サロンワークをしていると髪の毛の悩みをお客様からたくさん聞きます。その中でもシャンプーに関わる悩みとしては、
- 頭皮の痒み、フケ
- 頭皮がベタつく
- 頭皮、髪の毛の匂い
- 髪の毛の薄毛が気になる
- 髪の毛のパサつき、枝毛、切れ毛などのダメージ
など、多くの方が髪の毛に対して悩みを持ってます。ほとんどの人が毎日行うシャンプー。シャンプー剤だけではなくその洗い方がこのような悩み、トラブルを起こす原因にもなってます!
時間もかからず、ポイントさえ押さえれば難しいことではないので、毎日行うシャンプーだからこそ1日1日の洗い方を見直してみましょう!
そして今の頭皮、髪の毛を美しく健やかに保ってあげることが、これから新しく生まれ変わる頭皮、髪の毛のためになるので、ぜひ美髪をGETしましょう!
今日1日の正しいシャンプーの仕方が、必ずこれからの頭皮と髪の毛の質を変えてくれます!!悩みを解消するにはまず実践です。3ヶ月後には綺麗な頭皮と髪の毛をみんなから褒められるように、やっていきましょう☆
間違ったシャンプーの仕方・知識
頭皮に良くない洗い方
どうしてもみなさんは、痒み、フケ、匂い、ベタつきなどの悩みがあると、ゴシゴシ爪を立てて強く洗ってしまったり、シャンプーを何回もしてはいないでしょうか?
■頭皮をゴシゴシ強く洗ってしまうと
頭皮の角質が剥がれてしまい、
- 痒み
- フケ
の原因になります。爪を立てて洗うことは頭皮を傷つけてしまい大きなダメージのなることをあるので絶対しないでください。
■1日に何回もシャンプーをすると
頭皮の乾燥〜頭皮のベタつきに繋がります。髪の毛を洗うと古い汚れとともに古い保護膜も落ち、新しい保護膜を作るため皮脂を分泌します。
1日に何回もシャンプーをするとこちらも頭皮の
- 乾燥
- フケ
- 痒み
さらに皮脂が過剰に分泌されるため
- 頭皮のベタつき
- 痒み
- 匂い
- 毛穴のつまり
さらにはこのようなトラブルから薄毛などの原因になることもあるので注意してください!
髪の毛に良くない洗い方
「髪の毛を洗う=頭皮ではなく毛の方を洗う」は間違いで、シャンプーで髪の毛を洗ってしまうとダメージに繋がってしまいます。なのでシャンプーは頭皮の洗浄が目的で、頭皮に溜まった老廃物や皮脂も汚れを落としてあげるものとしましょう!
■シャンプーで髪の毛を洗ってしまうと
髪の毛の表面はキューティクルで覆われていて、髪の内部にある大切な成分が流失しないように守ってくれています。しかし水分を含んだ髪の毛は柔らかく外部からの刺激にとても弱いので、髪の毛をゴシゴシ洗ってしまうと、髪の毛同士が擦れてしまいキューティクルが壊れ、大切な内部の栄養分が流れてしまいます。
これにより髪の毛の
- パサつき
- 枝毛
- 切れ毛
- カラーの退色
- まとまりにくい
などのダメージを招くことになります。
シャンプー選びで、頭皮と髪の毛を守ろう
洗浄力の高いシャンプーを使うと頭皮の汚れが落ちやすく、痒み、フケ、ベタつき、匂いの悩みに良いと思っている方も多いと思います。
■洗浄力の高いシャンプーを使うと
髪や頭皮の汚れとともに、必要な皮脂まで洗い落としてしまいます。
それにより頭皮の
- 乾燥
- 肌荒れ
- フケ
- 痒み
を招くことになり、
さらには過剰な皮脂を分泌し頭皮の
- ベタつき
- 毛穴の汚れのつまり
などのトラブルを引き起こします。
また、水分を含んだ髪の毛に洗浄力の高いシャンプー剤で洗うとキューティクルが剥がれやすくなり、内部の栄養分が流失しやすくなってしまうので髪の
- パサつき
- 切れ毛
- 枝毛
- まとまりにくさ
に繋がります。
1日1回のシャンプーというよりも、1年365回として見た時に、頭皮、髪の毛により良いシャンプーを使ってあげることは、美しい髪の毛を保つ差になりますよ♩おうちのケアとしては、髪の毛を今よりも傷ませないように、良いシャンプーを使うことを一番おすすめします。
【シャンプーガイド】選び方はこちらから
シャンプーは朝と夜どちらがいいの?
1日に何回もシャンプーすることは良くないこと、と言うことはわかったけど、朝と夜どちらがいいかと言う答えは絶対夜のシャンプーです!!!
■夜のシャンプーが良い理由
お肌や体の成長は夜の睡眠中に作られるのと一緒で、髪の毛の成長も夜の睡眠中に育ちます。なので日中の汚れやスタイリング剤は、その日のうちに洗い流してあげることで、より良い健やかな髪の毛の成長に繋がります。
正しいシャンプーの洗い方スタート
入浴前の下準備
入浴前にブラッシングをしましょう!髪のほつれをとりながら、頭皮の皮脂汚れを浮き上がらせます。頭皮をマッサージするようにとかしましょう。そのままとかさずお湯で洗い流すと、頭皮や髪の毛に負担がかかるので入浴前のブラッシングはとても大切です!そのときにおすすめなのがブラシにクッションがついたクッションブラシです。コームブラシなどは頭皮を傷つける場合があるので避けてください。
シャンプー前の予洗い
髪の毛を濡らすことを目的とするのではなく、頭皮の汚れや皮脂をこの時点で7割落とすことを目的とするので予洗いはとても重要です。全体を濡らしながら、指の腹で円を描くようにマッサージしながら洗いましょう。目安時間は1〜3分ほどで、予洗いでしっかり汚れを落とすことはシャンプーの泡立ち方にのとても重要になってきます。
シャンプーの適正温度は36〜38度くらいが理想です。すこしぬるいかも、と思うくらいの温度がちょうどいいです。40度以上のお湯で流すとさっぱりする感じはありますが、頭皮が乾燥しやすくなり負担になるので注意してみてください。
シャンプーの泡立て方法
頭皮に直接シャンプー剤をつけるのはNG!シャンプー剤1〜1.5プッシュを、濡らした手の平に馴染ませるように伸ばしてから、頭皮に全体にまんべんなくつけていきます。泡立てのコツとしは、指を開いて指の腹を使って、空気を含ませるようになじませていくと泡立ちやすいです。シャンプーを何プッシュもして、モコモコになるまで泡立てる必要はありません。
頭皮を洗う
泡立てたシャンプーで、指の腹を使い頭皮をマッサージするように洗っていきます。予洗いで汚れを7割は落としているので、ゴシゴシ強く擦る必要はないです。頭皮を動かすようなイメージで頭全体を洗っていきましょう。髪の毛の方には泡が浸透するので馴染ませるだけで大丈夫です!
シャンプーを洗い流す
シャンプーはしっかり洗い流してください!シャンプー剤が残ってしまってからトリートメントをすると、シャンプーとトリートメントがくっつきあってしまい、シャンプーカスや老廃物として残ってしまうので注意してください。時間にして3〜5分くらいは流してほしいですね!耳の裏や頭頂部など流しづらい場所も、しっかり気をつけながら流しましょう。
正しいトリートメントの付け方
トリートメントは毛先から
髪の毛の水分を軽く絞ってから、トリートメントを適量手に取り、手の平で馴染ませて、髪の毛先からつけていきます。ダメージを受けやすい毛先からつけていき、指や荒めのコームで髪の毛をほぐすようにつけましょう。トリートメントは頭皮に残ると毛穴の汚れになってしまうので、頭皮にはつけないように注意してください。少し時間をおいてトリートメントを内部に浸透させてあげるとGoodです!!
トリートメントを洗い流す
トリートメントを残すように流している人も多いと思いますが、ヌルヌルがとれてしっとり感が残るくらいの状態がベストです!残りすぎは肌へのトラブルになるので気をつけてください!
美容師の本音
「美容室でシャンプーをしてもらうと気持ちいいけど、自分でシャンプーしても気持ち良くない」
という方がとても多いです。こちらの問題の本音を言うと、私たち美容師も自分でシャンプーをしても物足りなさを感じます。
ですので「最近疲れを感じる」「頭、肩がこる」「癒されたい」「眠りたい」など気持ち良くなりたい方はぜひサロンまでいらしてください!!!極上のシャンプーをさせていただきます!シャンプーの洗い方などわからないこともたくさん担当美容師さんに相談してくださいね!
毎日の正しいシャンプーでスパーロングの美髪を手に入れよう
今回の記事中の「やってはいけないこと」「やった方が良いこと」を簡単に理解していただけたら、今日から美髪育成がスタートです☆
毎日のことなので今日の1日が、1年後、3年後の美しい健康な髪の毛に必ず繋がります!!!すこーし意識するだけなので、ぜひ実践してみてください♩