ブリーチとは
「ブリーチ」とは、髪の毛の色素を抜くこと。
一方で「ヘアカラー」は、カラー剤を使って髪の毛を染めること。
簡単にいえば、ブリーチとヘアカラーの違いは、髪の色を抜くか、色を加えるかということになります。
ブリーチしてから髪を染めるのが「ダブルカラー」
『ダブルカラー』とは、まず髪をブリーチ(脱色)し、そのあとヘアカラー(染色)する、2段階のカラーリング方法のこと。
トリプルカラーなら、2回ブリーチしたあとにヘアカラーを入れるということになります。
ブリーチのメリット・デメリット
メリット
ブリーチの一番のメリットは、好みのカラーの発色がキレイに入ること。
通常のヘアカラーだと発色に限界があり、一度で入る髪色が限られてしまうため「イメージと違う色になった」というケースがあります。
ブリーチ+カラーは髪の毛の色素を抜いたあとにカラー剤を使って髪の毛を染めるので、1回では出せない髪色を出すことができ、理想の発色が再現できます。
デメリット
ブリーチの一番のデメリットは髪や頭皮への負担です。
ブリーチは髪の色素を抜くだけでなく他の栄養素も抜いてしまうので、
1回ブリーチしただけでも髪に負担をかけてしまい、ブリーチしたあとにパーマや縮毛矯正をかけられません。
なので、ハイダメージの人や、もともと毛髪が弱く傷みやすい人には、ブリーチの施術はおすすめできません。
ダブルカラーで素敵なカラーに
以上のような基礎知識を踏まえた上で、ここではブリーチで出来る素敵なヘアカラーのスタイルを紹介していきます。
色味別に紹介していくのでご自身のなりたいとこから飛んで行ってくださいね!
ベージュカラー
シルバーカラー
アッシュカラー
ブルーカラー
ピンクカラー
マットカラー・グリーンカラー
レッドカラー
オレンジカラー
ブリーチの注意点
痛み・ダメージについて
ブリーチは髪の色を抜くのに伴い、ダメージが発生してしまいます。
髪の毛のダメージレベルによってはそれ以上のブリーチや、施術を出来ないことも。
信頼している美容師さんを見つけ、髪の状態に対してアドバイスを受けたりしてヘアケアを上手に行っていきましょう。
色もちについて
ブリーチをしてから重ねるカラーの色持ちは約1週間〜2週間程度。
シャンプーをするたびに徐々にカラーは落ちていきます。
特に、アッシュ系・マット系・赤やピンク系などのカラーは抜けやすいので要注意!
「せっかくのお気に入りのカラーを少しでも持たせたい!」場合はヘアケアが重要です。
ご自宅でのケアを一手間加えるだけでブリーチの持ちが格段に上がります。
市販ブリーチについて
市販のブリーチ剤には、クリーム、泡、ミストなど複数のタイプがあるので、仕上がりの好みや使い方など目的に合わせて選ぶようにしましょう。
髪全体を明るくするなら「クリームタイプ」
髪の色を明るくするには、2剤式や3剤式になった混合使用のブリーチ剤を。
髪全体を明るくしたい場合は、液だれしにくいクリームタイプの2剤式や3剤式を選ぶと◎。
アルカリ剤と過酸化水素を混合することで脱色する仕組みになっており、
アルカリ剤が過酸化水素の分解をサポートする「加速剤」や、髪の毛に薬液を浸透しやすくする「膨潤剤」の役割を果たすので短時間で明るく脱色できるのがポイントです。
初心者でも使いやすい「泡タイプ」
セルフでのブリーチに慣れていない場合は、使いやすさで選ぶのもポイント。
泡タイプはスタイリングのように扱えて初心者向きです。
市販のブリーチ剤を使い慣れていないとうまくできるか不安になるもの。
使いやすい泡タイプのブリーチ剤を選ぶのがオススメ。
フォームやムース、ホイップ状になっているので、日常のスタイリングのように使えます。
プリン部分に使いやすい「ミストタイプ」
髪色を明るくしていると気になるのが根元のプリン部分。髪が伸びてくると地毛の色が見えるので、差が目立ってしまいます。そんなときは、サッと使えるミストタイプのブリーチ剤が便利です。
明るくしたい部分にスプレーするだけなので、プリン部分のケアにぴったり。1回ですぐに明るくなりませんが、徐々に根元のプリンを解消していけます。